しなやかさ バレエダンサー級

      2017-03-24

これは一体?!と思うがゴルフシューズ。ソール形状が実に個性的なモデルでその名は”ECCO ケージ プロ”というモデル。

特徴的なこのソールはスパイダーグリップアウトソールというモデル名で、見た目通りのネーミングだ。

 

ソールデザインは見た目のインパクト重視か?!と疑いつつ、今回はこのシューズを試しその真相を明らかにしたい。

先ず手に取った最初の印象は「軽い」だった。感想としては普通だが率直に伝えるとこうなる。

前回紹介したECCOのクールシューズは25.5cmで430gなのに対し、このECCOケージプロは同サイズで350gと圧倒的に軽い。他のメーカーでもっと軽いのは有るが、このモデルも十分な軽さだと思う。そして革の質感はクールシューズ同様に、天然皮革のグローブを思わせるしっとりとした革の質感がとても気持ち良く牛革を使用している。革には”HYDROMAX”という撥水加工を施してあるが、雨の日では無かったのでここは触れずここ以外のレビューで。

 

では足入れ。

先ず一番伝えたいのは圧倒的な低重心であること。ここは予想を裏切らなかった、とにかく低いの一言。上の画像は前回のECCOクールシューズ(左)と、今回のECCOケージプロ(右)に全く同じペンを入れインソールの高さを比べたものだ。一目瞭然、外側からではわかりにくいが圧倒的な違いが分かる。

立ってみると、かかと寄りの重心設計でヒールカップの収まりが非常に良いのが印象的。アーチの当たりはやや弱め。個人的にはもう少し強めが好み。

アーチについてもう少し詳しくお伝えするならば、このモデルはややヒールよりに山を感じられ、かつ内側というより足ウラの中央付近に当たりを感じられる。

検索サイトで”足ウラ ツボ”と調べた足うらの反射区で表現するならば、他メーカーのシューズは十二指腸辺りにアーチを感じるのだが、このシューズはやや小腸よりにアーチを感じられる。余計分かりづらいと思われるかもしれないが是非検索して位置を確かめていただきたい。

 

次に歩行。

クッショニング性能は特別高く無い。これだけの低重心を実現しているので致し方ない。

そしてこのシューズ最大の魅力は”しなやかさ”だ。足ウラの動きにピッタリ合わせてアウトソール全体が屈曲する感じだ。ここ最近、本企画もあって沢山のモデルを履き比べているが、このしなやかさは圧倒的だ。より素足に近い感覚を得られるゴルフシューズだと思う。見た目に反して柔らかく指で押すと簡単に凹むアウトソールがコレを実現している。

 

最後にスイング。

グリップ力は全く問題ナシ。思いっきり振っても足がブレる事はなく安定。ただし、クールシューズ同様に指の付け根周りがやや幅広なので細身のゴルファーにはやや遊びが気になるところだ。そしてココもこのシューズのオススメポイントとなるがライの悪い場所でのグリップが効いている。どうやらアウトソールが柔らかいので地形に合わせて柔軟に曲がる事と、そこへ沢山の凹凸がしっかり引っかかってくれる為。

まとめると、このシューズのウリは”しなやかさ”が相応しい。そのしなやかさを生みかつ活かすのが、このスパイダーアウトソールという事になる。

パワーヒッターでガッチリ重視派や、特に足囲が細いゴルファーにはオススメしない。

軽さや柔らかさ、疲れにくいシューズを探してるゴルファーには良い出会いになるかもしれない。

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室井 孝 / ムロイ タカシ

GDOゴルフショップの金庫番 シューズ愛は中学時代のエア・ジョーダンシリーズから。学生時代、定期テストの時間が余ると問題用紙のウラにシューズの絵を描いて時間を潰していた。自宅の部屋には靴屋を真似しディスプレイの棚を設置。それを見に来るだけの友人が居たほど。現在の所有数は60足程度。時には飾り眺め、時にはウィスキーで靴を磨く男。38才。独身。